【MTG】勝った時の理由を考えても意味が無いし、聞いても意味が無い【哲学】
2013年9月25日 ゲーム コメント (8)◇◇◇
MTGは様々な要因が重なって勝ちに繋がるゲームです。
勝った時の理由を一要素が作用したことによって勝ったと捉えることは無意味ですし、危険です。
貴方は(僕もですが)自分のデッキ構築や、プレイングを勝った理由として考えたくなります。
ただデッキ構築も、スイスラウンドでは少数派だったメタったデッキに幸運にも当たっただけに過ぎなかったり、プレイングも同じようなことが言えるでしょう。
貴方はPTQシーズン、スタンダードフォーマットに参戦しています。
貴方はAというデッキを使い続けています。
が、AというデッキはPTQシーズン、どこでも勝って居らず、大衆的にはAというデッキは終わったデッキだと認知されているような状態です。
ただ、貴方はAというデッキを愛していましたし、どうにもAというデッキがこの環境では弱いと思えず、改良に改良を重ね、Aでのプレイングを磨き、PTQを負け続けますがめげずにPTQに飛び込みます。
が、貴方はそのシーズン最期のPTQで勝利を納めます。
ここで貴方はこの勝利から何かを得ようとするのですが、恐らく無意味です。
貴方が勝ったことは前記でも書きましたが様々な要因が重なっており、それを一つの要素として捉えることは困難です。
『一つのデッキを使い続けると、結果がそれに着いてくるんだ』というような考え方に陥るのは一番危険だと思います。
・気づいたらメタゲームがAの強いメタゲームになっていた。
・当たり運が良かった。
・その日の引きが良かった。
・相手の引きが悪かった。
・自分のプレイングの方向性が相手とうまく噛み合った。
大雑把に言うとこんな感じでしょう、端的に表すと『運が良かった』に過ぎなかったりします。
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貴方はPTQやGPなどでの勝利を夢見る競技プレイヤーです。
とにかく勝ちに飢えていて、石に噛り付いてでも勝利をもぎ取ろうと奔走しています。
そういう時は現在進行形で勝っているプレイヤーや強いプレイヤーにその秘訣を聞いて、一刻も早く勝利に近づけるように考えるでしょう。
しかしそれは恐らく無意味です。
上記の通り、勝利の理由を文章化したり、人に伝えることは困難です。本人だって断定出来ていないのですから。
しかし勝者はその時のことを思い出し、勝因やそのプレイヤーが考える勝てる精神論などを説いてくるでしょう。
それは恐らく無意味です、そんなことよりプレイングを磨きましょう。
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勝利から何かを学ぶことは難しいですが、負けたときは何かを学びやすいです。
繰り返しますが、勝利は一要因では無く様々な要因が重なっています。
が、敗因は大まかに一つであることが多いです。
ex)トップ勝負で負けた。運が悪かった。
→トップ勝負になる前にゲームを決めれなかったのか、そこまでのターンちゃんと適切にプレイ出来ていたのか。
→トップ勝負になった時点で相手のデッキの方が有効牌が多いので負ける確立は高い→デッキ構築、対そのデッキとのプレイングの方針の間違い
→サイドボーディングはちゃんと適切に行われていたか、印象値で入れ替えたサイドカードが腐って負けた
など、状況にもよりますが、突き詰めて考えていけば答えは出るでしょう。
一つ付け加えますが、勿論、運で負ける時もあります。
貴方がどんだけ良いプレイングやデッキ構築をしたとしても土地を引き続けて負けてしまったり、土地を引かなくて負け続けることもあります。
こういうときに『フラッドして負けたから土地を減らそう』とかそういう浅い思考に陥るのも危険です。(フラッドに対応出来ない構成をしているなどの場合はまた別ですが)
そういう時は割り切ることも大切です。
ただ、運『だけ』で負けることは中々少ないです、運が敗因の大部分を占める時もありますが、そこから学べることもまたあります。
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『勝った』と思えるラインは人それぞれに依ると思いますが、MTGは高確率で『負けた』ラインで終えるゲームです、長くやればやるほど負ける数の方が多いです。
負けから何かを学べるプレイヤーで居続けたいなと思う昨今でした。
コメント
負けた方がたくさん学べてハッピーハッピー
弱い方がたくさん成長できてハッピーハッピー
くらいで良いと思うんだよね、勝った理由を求めることは困難。
あと、弱いやつは成長出来ないから弱い(真顔
負けた時の方が理由がはっきりしてるし、次へのステップになりますよね。
まぁ似たような負け方を繰り返すアフォもいるわけなのですが…
いいこと言う人だなーと思ったのに台無し