【MTG】今まで買った高いもの【自慢】
【MTG】今まで買った高いもの【自慢】


《セラのアバター/Serra Avatar》






そう、僕の中で一番高いものだ。
今でも鮮明にあのころの思い出が《フラッシュバック/Flashback》される・・・・・あれこそまさに・・・青春だった・・・・。



僕がMTGを始めたのは確かウルザから・・・・そうマスクスが発売したころだ。
一つ上の兄に一緒にヤらないか♂と薦められ(尚、この兄は2ヶ月程度でやめることになる)、「AtoZ」というヴィレヴァンを田舎テイストにしたレンタルビデオ店に行って構築済みを買った。
買った構築済みは《眠りし者/Sleeper》。


簡単に言うと糞構築済みデッキだ。
カード単体のパワーが一つの大型エキスパンションから成る所為か著しく低く、また、構築済みのテーマ能力である白の休眠エンチャント達は、一回相手が戦い方を覚えると全く眠りから覚めずにそのまま敗北する。
また極め付けに全くデッキのコンセプトやテイストに関係の無い《バリンの古写本/Barrin’s Codex》*1というファックレアが小学生当時の俺の心を痛めつけたのである。


一方兄(尚、この兄は2ヶ月程度でやめることになる)が購入した《ファイレクシアの強襲/Phyrexian Assault》はウルザズレガシーまでの構築済みとあって、まず俺の糞構築済みと比べてカードパワーが高かった。
また、デッキのテーマ能力である《キャリアー》サイクルはダメージスタックがあった当時は普通に強力な能力で、《ファイレクシアの疫病王/Phyrexian Plaguelord》はまさにこのデッキの王様と呼ぶべきカードパワーだった、(構築済みから出るのに当時1000円程度した)俺のデッキのか弱いクリーチャーを幾度と無く根絶やしにした。
さらにさらに、今冷静に考えると《骨砕き/Bone Shredder》*2や《ギトゥの投石戦士/Ghitu Slinger》、《なだれ乗り/Avalanche Riders》*3などのCIP持ちクリーチャー、それらを使いまわす《ファイレクシア流再利用/Phyrexian Reclamation》など、アドバンテージ手段が構築済みにしては恐ろしく豊富で、どう考えてもアドバンテージが取れずにか弱いクリーチャーと、起きれるんだか良く分からない糞エンチャントどもの束のファック紙束の俺が勝てるわけがなかったのだ。
まさにフルボッコ、俺はMTGを辞めるか悩み始めたが・・・・。





俺はデッキの強化に勤しむことにした。



俺は兄(この時点で既に結構飽きている)を焚き付け、自転車で40分程度掛かる駅前のおもちゃ屋*4に赴いた。
なぜそんな糞遠いおもちゃ屋に赴いたのかというと、そもそもMTGを取り扱ってるショップが近くに全く無かったというのと、兄の友達(兄が辞めても一緒にMTGやってくれた良い人)の安売り情報をキャッチしていたからである。


『サーガのスターター英語版が980円で売ってたよ』


ぁあ・・・・なんと甘美な響きか・・・・。
まずスターターという響き、かっこいい。
そして980円という価格は小学生当時の自分でも充分に手が届く範囲の価格設定だったのである。




肩で息を切らせながらおもちゃ屋の前に着くと、俺は兄(この距離に辞める決意を固めたであろう)を置き去りにし、ダッシュでおもちゃ屋に駆け込んだ。
スターター・・・サーガのスターター・・・どこだ・・・・どこに・・・・あった!!!!!!




(画像2)
「980円」

ウォウ・・・ヴェリーデリシャスプライス・・・・(小学生並みの英語



すぐさま一つ買い求め、おもちゃ屋の表に出、すぐさまスターターを開け始めた、家まで我慢ならない。
その独特な匂いに酔いしれながらカードを見ていく、が英語がわからない(小学生並みの感想
まあ後で兄(中学生)に聞こう、いよいよレアカードだ・・・・。





レアカードはどうも3枚入っているらしい・・・・・まずは・・・・・黒。
こんなものいらない。





次は・・・・・茶色。
古写本でこりごり。













最後は・・・・どうだ・・・俺の40分と980円・・・・・たのむ・・・・・白!!!!!!!!!!!!やった!!!!!!!!!!!
が・・・・英語が読めない・・・・。
他のカードは家に帰ってから聞くとして、兄にこれだけは効果を聞こうと面倒臭そうな兄にカードの効果を問い詰めた。
















『ぁあ、これは平地3と何でも良い土地4から出て・・・・・パワーとタフネスは・・・・・』














続く












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*1
あなたのアップキープの開始時に、あなたはバリンの古写本の上にページ(page)・カウンターを1個置いてもよい。
(4),(T),バリンの古写本を生け贄に捧げる:カードをX枚引く。Xは、バリンの古写本の上に置かれたページ・カウンターの数である。

初心者には全くそそられないドロー能力、またこの即効性の無さ、全てがクズに見えた。

*2
キューブでおなじみ、強い。

*3
ナヤ殻でお馴染み。強い。

*4
僕が通っていた当時は駅前の公共の歩道にダンボールで作ったテーブルみたいなのを置いて小学生にカードゲームをやらせるファンキーなおもちゃ屋だった。
まだ営業しているのか、またまだファンキーなのかは完全に不明。








コメント

ひらこう@町田勢兼横浜勢
2013年11月13日13:39

続けて

はちまきピンク
2013年11月13日17:05

ちょうど同時期にMTGを始め、
眠りし者を買ってしまった
経緯もあり、とても面白い内容でした。

続いてください

nophoto
コング
2013年11月13日19:27

ワッフルワッフル

もっちー
2013年11月14日0:02

バリンの古写本今見ても弱過ぎて草生える

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